福島県 白河の関
白河関跡
白河神社
関の明神、二所関明神とも呼ばれています。
特別史跡名勝天然記念物に指定。
成務天皇五年九月、
白河国造・鹽伊乃自直命を祀り、
宝亀二年(771)三月に、
天太玉命、
住吉明神・中筒男命、
玉津島明神・衣通姫命
を祀ったといわれています。
土塁跡
敵からの防御施設。
従二位の杉
樹齢は800年とされています。
鎌倉初期「新古今和歌集」の選者の一人、
藤原家隆(従二位宮内卿)が手植えして、
白河神社に奉納したと伝えらています。
福島交通 バス停あり。
新白河駅から1日4本出ています。
福島交通 バス時刻表
白河の関は、鼠ヶ関・勿来関とともに、
奥州三古関の一つに数えられる関所です。
奥州三古関のひとつに数えられる白河関は、
奈良時代から平安時代頃に機能していた国境の関で、
蝦夷の南下や人、物資の往来を
取り締まる機能があったと考えられています。
その後、和歌の名所として
文学の世界で憧れの地となり、
能因や西行、松尾芭蕉など
時代を代表する歌人・俳人たちが
多くの歌を残しています。